以前お伝えしたとおり、2022年9月16日までの予定で新松戸けやき通りの武蔵野貨物線(馬橋支線)ガード下を通るアンダーパスに自転車専用道路を建設する工事が行われました。
今回完成した現地を視察しましたので纏めてみます。
自転車と歩行者が交錯する通路を改善
本来の設計思想を汲み取ると、このアンダーパスは3つの導線が作られていることが分かります。
- 自動車道
- 自転車道(問題のスロープ)
- 歩道(階段)
このアンダーパスの横には階段の歩道がありまして、歩行者は本来の導線としてはそちらを通ることが予期されています。
しかし実際には階段の利用者は少なく、自転車や車椅子を意識して作られたスロープに歩行者がなだれ込んでいるという問題がはらんでいました。
そこで、スロープを拡幅し、自転車専用通路と歩道に分けるというのが今回の工事の趣旨といったところでしょう。
自転車専用道路が作られたのは馬橋方のみ
自転車専用道路を作るのであれば、普通に考えると両車線のスロープを拡幅するのがベストといえますが、今回の工事では、何故か、馬橋方のスロープのみが拡幅され、自転車専用道路が2車線交互通行になっています。
普通に運転していれば行き違える広さはあるのですが、そうはいっても狭いです。スピードを出して追い越しする車両があると危ないかなという印象があります。
実際、拡幅されていない北小金方のスロープを走る自転車も散見されました。
新松戸駅方面へ行く自転車の導線は?
こんな現状です。写真手前から奥に行くのは問題ありませんが、その逆を行く自転車はどこから、この自転車道に入って来るのでしょう? pic.twitter.com/AmsUjMcsvJ
— 金魚 (@Waru_Kingyo32) October 14, 2022
北小金方を通って新松戸駅方面に自転車を走らせるとしましょう。恐らく想定されているのは、一つ前の信号で右車線に渡り、その歩道から自転車専用道路のスロープを走るといったところでしょう。
赤:普通自転車ではない自転車が自転車道に入る導線(入らなくてもいい)
— あにす (@anis774) October 13, 2022
黄色:普通自転車に期待されているであろう導線
水色:リアルな悪夢 pic.twitter.com/G711iygHN2
しかし、一回横断歩道で反対側に行かなければならないという手間を考えると、車道を走るか拡幅されていないスロープを通行するほうを選ぶことになるでしょう。
一つ前の信号で渡れば安全ですが、自転車専用道路の起点の交差点から入るなんていうことをすると非常に危険です。
なんでこう狭窄するような造りにするかなぁ… https://t.co/gTIwF0OC71
— トルメキアの猫使い (@ZombieweeklyJP) October 15, 2022
北小金方にもスロープ拡幅を!
そういうわけで、馬橋方のスロープを2車線交互通行の自転車専用道路としたのは非常に悪手でした。どう見ても狭窄して危険です。北小金方のスロープを拡幅するか、歩行者を本来の導線である階段に誘導するかした方がいいでしょう。
繰り返しますが、この道路の設計思想を鑑みるに、歩行者が本来通るのはスロープではなくて階段です。歩行者はできれば階段を通っていただければ事故が防げるのではないかと思います。
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